カテゴリ:介護( 42 )

09.6月3日(水)余命記録更新中

今日は兄の誕生日です。51才になりました。

51年前の今日、重い障害を背負って誕生した兄は
当時の担当医から
「生きられても数年。立つことも話すこともできないでしょう」と
宣告されました。
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その兄が、医師の見立てをことごとく覆し
今日まで生き抜いてきました。
立ち上がり、歩き、走り、言葉を発し、学び・・・
鍼灸師として就職し、20年間勤続しました。

いまは、車椅子が必要となり
私たち家族やヘルパーさんの介護なしの生活は考えられませんが
食欲も旺盛でまだまだ、たくましい生命力を感じます。
もう一度、自分の足で歩くためのチャレンジも続けています。
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口の悪い妹の私は、兄の身支度に手を添えながら
「人生、ほとんど丸儲けだよね。おまけ貰いっぱなしの人生だよ。
 まったく超ラッキーな男だ!」と
兄に向かって茶化します。
兄は「そうかな、ラッキーかなぁ?」
「そりゃ、そうだよ。みぃ~んなに親切にされてさ。
 ほんのちょっとしか生きられないって言われてから、何十年生きてんのさ。
 いいことも楽しいこともいっぱいあるし。
 誕生日が来るたびに、感謝しなくっちゃ」
「そうだなぁ」
「そうだよ」
生意気な妹から辛口でポンポン言われても
それが、私流の祝福と分かっている兄は機嫌よく笑っていました。

おかげさまで・・・オカゲサマデ・・・お陰様で・・・
どなたに、どれだけの感謝をしたら足りるのか検討もつかないくらい
兄は「オカゲサマ」を全身にまとっているのでしょう。
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兄へは・・・「51回目の誕生日、おめでとう!」
そして、兄の51年間にお力添え、お心添えいただいたすべての方に
心から感謝を込めて・・・
「ありがとうございました。いろいろ治療が必要なところもありますが
 お陰様で、いまここにこうして兄は生きています」

※写真は「母の日」のアレンジの未アップ画像です。

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by hanamichiru | 2009-06-03 13:28 | 介護

09.5月30日(土)この一歩は小さな一歩だが・・・

在宅介護を始めて、昨日でちょうど1年となりました。
兄がうちに来た1年前は、無我夢中で
介護など、何をどうしたらよいのか検討もつかないまま
とにかくスタートを切ってしまいました。
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うちに来たばかりの兄は、もうほんとうに
自分の意思で自身のカラダを保つことができず
言葉は不適切かもしれませんが・・・
まるで、人のカタチをした砂袋のような状態で
ただ、寄りかかって座っているだけのことがとても難しく
ズルズルと崩れ落ちていってしまうような有様でした。
私たち家族は、そのたびに両脇にクッションを挟んだり
抱き起こして姿勢を直したりしなければなりませんでした。

それが1年間リハビリを重ね、いまでは室内で自走式の車椅子を操り
自分でトイレに行けるようになり
さらに、自宅で歩行訓練も始めました。
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歩行訓練と言っても
特別に平行棒などのリハビリ器具を、設置したわけではないので
私が車椅子をバックさせながら、兄はその手すりにつかまり
ソロソロと1歩ずつ歩を進めます。
車椅子を歩行器代わりに使っているわけです。
この自前の歩行訓練は、スピードやカーブのタイミングなど
二人の呼吸をうまく合わせないと、案外むずかしい作業ですが
洗面所から自室に戻るとき、日課として取り組んでいます。
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つい、この間も片輪がカーペットに乗り上げた瞬間
兄がバランスを崩し、横転してしまいました。
私が咄嗟に手を差し伸べようとしましたが
お互いの間に車椅子があって、手が届きませんでした。
車椅子を引くほうも、つかまって歩くほうも
まだまだ修練を積む必要があります。
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私はこの歩行訓練をしているとき
月面に降り立ったアームストロング船長のセリフ
「この一歩は小さな一歩だが、人類にとって偉大な一歩である」を
思い出して、ちょっぴり可笑しくなります。
でも、「人類」を「兄」に言い換えれば、まさにその通り!

「この一歩は小さな一歩だが、兄にとって偉大な一歩である」

なぜなら・・・
いつか自力で歩けるようになるための「一歩」ですから・・・。

※写真は、昨日アップした「大作」のズームアップ写真です。
 バラとダリア以外の花材は・・・
 ・スプレーカーネーション
 ・まだ若いアナベル(アジサイ) 
 ・ヒペリカム
 ・スモークツリー
 ・フィカス・プミラ
 ・アイビー

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by hanamichiru | 2009-05-30 19:10 | 介護

09.5月19日(火)ひとりでトイレに行けた!

1年前、うちに来たとき、兄は紙オムツを使っていました。
在宅介護を始めるにあたって、介護を受ける本人が
自力でトイレに行けるかどうかは、大きな問題になると思います。
住居やその設備の条件に多大な影響があるからです。
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手足、そして目も不自由な兄にとって
トイレで用を足すということは、とても難易度の高い行為です。
それでも、私たち家族は、本人の希望も入れて
紙オムツやポータブルトイレは使わず
介助をしてトイレまで連れていくという選択をしました。
レンタルのバーや手すりなど福祉機器を設置し
手作りの踏み台を用意し、それでも何度もなんども
失敗を重ね、ようやく一連の流れを完成させました。
事前には「どこまでやったらいいのだろう?」と
悩んだことなど、どこ吹く風
妹が兄のお尻を拭く・・・という作業も当たり前となりました。
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ただ、「トイレに連れて行って介助をしなければいけない」ことが
介護をする側の家族の自由度を著しく奪うこととなりました。
いつ、トイレに行きたくなるかが分からないので
必ず誰か一人は、兄に付き添う必要が生じてしまったのです。
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私がどうしても外出したい用ができると、兄は
「いざとなったら、また紙オムツにしてくれればいいよ」と言いました。
でも私はそれだけは、するまいと心に決めていました。
どんなに大事な外出の用事よりも
兄に「紙オムツを使わせない」ということを優先させました。
数ある介護の中でも最重要かつ最優先テーマが
このトイレの問題だったのです。
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最近、その兄が一人でトイレに入って
用を済ませた後、一人でトイレから出てくる、という
チャレンジを成功させました。
福祉用具を追加して、試行錯誤の末
自由の効かない手足の補助として
おでこで身体を支え、水洗レバーの位置はカンを頼りに・・・。

何事もなかったように、身支度まで整え
トイレから出てきた兄を見て
よくぞ、ここまでたどりついた!と胸がいっぱいになりました。
兄の努力もハンパじゃなかったけれど、私もかなりガンバリました。
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・・・とは言え
まだまだ、兄にとってトイレは危険がいっぱいの空間です。
緊急事態のときには、まだ一人きりでの対処は無理でしょう。
私たち家族も、もういつでも自由に外出できる、というわけではありません。
でも、確かに言えることは・・・
またひとつ、自分だけの力でできることが増えた、ということです。

※写真は、夏の代名詞のような花、ヒマワリ!
「プロヴァンスの向日葵」をイメージしてブーケにしてみました。
 ニュアンスのあるブルー系と合わせると
 とたんに、元気さだけでなくお洒落度もアップするから不思議です。

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by hanamichiru | 2009-05-19 21:14 | 介護

09.5月14日(木)ゴールを知らないマラソンランナー

「今日は、これから誰の訪問もない・・・」
そう考えてホッとしている自分に、ある日気づきました。
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よく考えてみると、日曜日以外のすべての曜日に
必ず1組以上、我が家を訪問される方々がいらっしゃいます。
それは、介護関係の方であったり、医療関係の方であったり・・・。
その日によって早朝、昼間、夜遅くと昼夜の区別はありません。
当然、その方たちを迎え入れたり、送り出したりする時間帯には
外出も制限されることになります。

家族だけでの介護に限界を感じて
ヘルパーさんをお願いするようになった直後は
大変ありがたく、とても心が軽くなったものでした。
けれど、こちらからお願いして来ていただいているにも
関わらず、時間が経つにつれ
カレンダーにスケジュールが書き込まれない日のないことが
だんだん、重荷に感じるようになってきました。

最近は、遠方の通院が増えたことも
スケジュールの過密に拍車をかけました。
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「マラソンランナーはゴールの位置が分かっているから
 ベストをつくして、走れるんだよなぁ・・・。」
心の中でつぶやきが生まれます。
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まだ50才の兄の介護が、これから先何年続くのか? 
あるいは何十年続くのか? まったく検討がつきません。
それは、まるで・・・
ゴールを知らされずに、走り出してしまったランナーのようです。
多少、キツイことでも、ここまで頑張れば何とかなる、と
分かっていれば、やり通せます。
けれど、あとどれくらいでゴールに到着するか
まったく分からないまま、走り続けるのは相当厳しいことです。

比較できるものではないですが
末期ガンの父の看護が、あっという間に終わってしまい
色々と悔いの残ったことを思い出し、複雑な気持ちになります。

今月末で兄の在宅介護を始めて1年が経ちます。
ゴールは分からなくても、一番近い給水所の位置くらいは
確認しておかなくては、いけませんね。


※今日の写真は、少し加工をしました。 タネ明かしをすると「水晶」フィルタです。

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by hanamichiru | 2009-05-14 18:11 | 介護

09.5月8日(金)病める時も健やかざる時も

当たり前ですが、私が生まれた時には
すでに兄がいました。

当たり前でなかったのは、兄がごく稀な病気のために
生まれつき重い障害を負っていたことでした。
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生まれた瞬間から、一度も健康な時間を
持ったことのない兄の人生に思いを巡らしていた時
ふと浮かんだ言葉・・・。
「病める時も・・・病める時も・・・健やかる時も」
結婚式の誓いの言葉として牧師さんの決まり文句(?)
ほんとは「病める時も健やかる時も」が正解です。

でも兄の場合、一生「病める時も健やかざる時も」なのです。
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病める時も健やかざる時も、死がふたりを分かつ時が訪れても
兄妹(きょうだい)であることは変えられないものね。
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病める時も健やかざる時も・・・私は、まだまだ付き合うよ。
あなたが背負っている荷物を、私も少し背負いましょう。

※写真はどんどん開花しているドイツのバラ、アンジェラです。
 いま庭はいい香りでいっぱいです!

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by hanamichiru | 2009-05-08 17:53 | 介護

09.5月6日(水)ちょっとだけ泣く

兄の入院・手術のスケジュールが決定しました。
まだ、こなさなければいけない検査が残っていますが
全身麻酔が必要な手術となりました。
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同じ血を分けた兄妹(きょうだい)なのに
私は手術どころか入院すらしたことがありません。
兄を見ていると障害や病は、同じ人に集中しやすいと
思わずにはいられません。
ほんとに、神様は不公平だと思います。
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「痛いのには慣れているから」と兄はこともなげに言います。
私は麻酔が切れたときに襲ってくる痛みを思うと
思わず涙が滲んできます。
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兄のために、少しだけ泣きました。
なんの役にも立たない涙だけど・・・。ちょっとだけ・・・。
少しでも痛くありませんように!

※写真は開院祝いのお花です(本日の日記の内容とは関連ありません)。
 ご注文、ありがとうございました。

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by hanamichiru | 2009-05-06 18:39 | 介護

09.4月24日(金)「介護」という見えない檻

ちょっとショッキングなタイトルだったかもしれません。
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在宅介護をしていて、とても不自由な点は
外出がままならないことです。
食料品、生活日用品の買い物はもっぱら
宅配サービスか、通いで来てくれる母に頼っています。
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週二回のデイケアで兄が不在になる時間は
私の仕事がらみの用事に充てています。
それも、一度の外出で、できるだけ用事を片付けられるよう
一気に4ヶ所も5ヶ所も廻り、兄の戻り時間までに
必死で戻るようにしていますが、限られた時間内に
予定を消化しきれず、途中で用事を取りやめて
戻らざるを得ないことも、しばしばです。
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介護を始めてから、ふいに思い立っての外出というのは不可能になりました。
事前に、母かヘルパーさんに訪問の予定を組んでもらい
付き添い不在の時間ができないよう
スケジュールを立ててからでなければ、私は外出できません。
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なんの心配もなく、映画を観に行ったり
突然の誘いで、お酒を飲みに行ったり・・・
介護を始める前には、いとも簡単にできたことが
いまは、とても難しいことになってしまいました。
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デイケアもなく、母もヘルパーさんも都合がつかない場合
「うーーーん、どうやってもその日は外に出られない。
 しょうがない、諦めよう」という日がどうしてもできてしまいます。
そんな時です。「見えない檻」があるように感じるのは・・・。

大げさかもしれませんが、それが兄の生命を預かっている
私に課せられた責任なのでしょう。

※写真は5月をテーマにしたバラとカーネーションのガーランドです。

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by hanamichiru | 2009-04-24 14:58 | 介護

09.3月22日(日)歩けるようになっちゃうかもよ

10ヶ月ほど前、兄を我が家に迎え入れ
在宅介護をスタートさせました。
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いまも時々思い出すのは
最初に行政や業者、福祉関係の方々が集まり
兄の介護プランの話し合いをしたときの光景です。

うちに来たばかりの兄は、まだ車椅子も借りていませんでしたので
ベッドを背もたれにして両脇にクッションを入れ
身体を固定してもなお、同じ姿勢を保てず、横に傾いていってしまい
身動きひとつ自分の思い通りにならない状態でした。

その兄の様子とこれから介護を担っていく母と私を
交互に見ながら、行政担当の方が
話の相槌を打つ代わりに、その都度ため息をつく姿が
とても印象的でした。
私と母はそんなに無謀なことを始めようとしているのか?
・・・そう思わずにはいられない光景でした。
実際、それは当たっていないわけではありませんでした。
私たち家族の介護に対する読みが甘かったことを
後々、何度も思い知らされることとなりました。
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それでも、兄はリハビリを重ね
私たちも日常の所作をできる限り本人に任せるよう、忍耐強く見守り
マッサージや針治療を受けさせ・・・。
その結果、できることが一つひとつ増えていきました。
いまもそれは進行中で、細かい日常の動作に色々と挑戦中です。

一番、劇的な変化は介護用のバーに摑まってですが
兄が床から自力で立ち上がったことでした。
それを見た瞬間、私は身体の奥底から
何かが込み上げてくる感覚を必死でおさえて
兄の安全を確保してから、2階に駆け上がり
こらえていたものを一気に解き放ちました。
声にはなりませんでした。
大きく肩を降ろし、息を吐いたと同時に
涙がボロボロこぼれました。

まさか、立てるようになるとは思わなかった・・・。
驚きが感動に変わりました。
でも、自分でも泣くなんて思っていなかったし
なぜか兄にそんな様子を悟られたくなかったので
逃げるように2階に上がったのでした。
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以前、打ち合わせで、ため息をついていらした方が
何ヶ月ぶりかに兄の様子を見たとき
目を見張り、信じられないという様子で
「随分、回復されましたねぇ」と何度も感心されたそうです。
(そのとき、私はその場に居合わせなかったのですが)

兄と私は、毎日症状の悪化と回復の追いかけっこをしているようです。
けれど、私はしょっちゅう兄にこう言います。
「可能性があるって凄いよね~。もしかして歩けるようになっちゃうかもよ」

そう、もしかして・・・。もしかすると・・・。

※写真は、渋めの色合い、グリーン系のコサージュです。

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by hanamichiru | 2009-03-22 12:57 | 介護

09.3月12日(木)介護と育児の決定的な違い

子供を育てたことのない私が、介護に携わるようになって
「なるほど、育児中のお母さんと似ているなぁ」と
思うことがしばしば、あります。
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例えば・・・
勤めに出られない。
自分のペースで生活できない。
本人ができるまで忍耐強く待つ、などなど。
介護しかり・・・です。
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特に身体の不自由な兄は、身辺自立的には
2~3才児くらいの能力になると思いますので
母親になったことのない私が、育児の疑似体験を
しているような感じがするのも無理のないことと思います。
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朝起こして、着替えをさせて、洗面、食事、服薬
トイレ、昼食、夕食、就寝まで
完全に一人でできることは、残念ですがひとつもありません。
育児との共通点は実に多いのだろうと思います。
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ただ、介護と育児の決定的な違いは・・・
育児の場合は、子供の成長に伴い
だんだん手間が、かからなくなっていくのに比べ
介護は逆にいつまで続くか先が見えず
本人の老化や衰えによって、介護者の負担が
だんだん重くなっていく可能性が高いこと。

そして、子供の成長は大変な思いをした分
達成感と喜びを感じられ、将来への希望や楽しみがあるのでしょうが
介護の場合、時間の経過による重症化の不安や
介護する側される側の将来・・・例えば
私の場合、老人介護ではなく年齢があまり離れていないので
どちらが先に亡くなるか? そんな心配さえ頭に浮かびます。
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あ~っ! それとほんとに決定的に違って
変えようがないのは、私は母でなく妹だということです。
これは、全然違いますね。
実際、母にできて私にはできないことが色々あります。
そんな時、見ていて母の愛は偉大だと思います。
いくつになっても兄や私を赤ちゃんから
育て上げてくれたことの大きさ、重さを思わずにはいられません。

すいません。また重い展開になってしまいましたが
文章にすると現実を客観的に分析できるので
自分にとって、そんなに悪いことではないのです。

写真は、フリマにも出そうと思っているコサージュです。
中には、すでに売れてしまっているものもありますが
まだまだ、たくさん種類があります。

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by hanamichiru | 2009-03-12 12:39 | 介護

09.3月9日(月)私を助けてくれる制度はない

・・・そうです。
どういうことかというと
先日、兄のケアマネージャーさんの定期訪問の際
区役所の福祉課の方が一緒にお見えになりました。

私はかねてから、お尋ねしたかった質問をしてみました。
「よく介護のために働くことができない家族が
 生活苦のために無理心中したりする事件後に
 ワイドショーのコメンテーターたちが、こぞって
 行政に相談するべきだったと言いますよね。」
これが、私の質問の前置きでした。

「それで、念のため伺っておきたいのですが
 私もどうしても兄を一人置いては外に働きに出られません。
 そういう家族へのサポートというか
 なにか負担軽減の制度などはないのでしょうか?」

結論から言えば、家族への経済的な救済制度はないそうです。
強いて言うなら、、介護の必要な本人へのサポートを利用して
例えば、ヘルパーさんを多用して働きに出るか
後は生活保護しかない、とのことです。

なんだか間(あいだ)が全然ない!・・・って感じですよね。
私と同じ問題を抱えている方、働きたくても
家族の介護があるために働けない、あるいは制限される方
たくさん、いらっしゃると思うのですが・・・。

仮に一日に何回も(何時間も)毎日ヘルパーさんに来ていただいて
私が働きに出たとしても介護保険の月額限度額を
オーバーしてしまえば、超過分は全額自己負担となります。

家族で介護を始めてから、兄を何時間も一人きりに
したことは、いままでありません。
それに相当する時間をヘルパーさんに代わって
やっていただくとなると点数(料金)も
かなり加算されることとなるでしょう。
限度額は介護度に応じて一律ですが
利用者の事情によって、必要な介護はそれぞれケースバイケースです。
兄はトイレで用を足せるようになりましたが
誰かの介助がなくては無理です。
そして、トイレに行きたくなる時間は決まっていません。
それが、家族の外出を制限しているネックとなっています。
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一方、生活保護は世帯全体に対する条件を
クリアしないと受給できません。

障害者手帳を取得し、介護認定されている兄本人への
サポート制度は色々あります。
でも、家族である私への直接的なサポートは
現実的には「ない」と考えたほうがいいようです。

いま、日本では40万人のヘルパーが不足しているそうですが
考えようによっては、在宅介護に携わっている家族は
もっとも身近な、もっともニーズに添ったヘルパーであるとも言えます。
そして、このヘルパーたちは大抵、無給かつ無休で
介護の必要な家族を、日夜支えているのです。
そして、もし介護を受けている本人を突然失ったら
すべてのサポートはなくなり、働けなかった期間に対する
保障もなにも残りません。

すみません。今日はちょっと重い話となりました。
写真は、フリマ用に近作を加えて作り直したPOPです。

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by hanamichiru | 2009-03-09 21:44 | 介護