08.10月29日(水)親友の忠告

彼女はゆっくり大きく、かぶりを振りながら
外国人のジェスチャーよろしく
私に向けた手のひらを、水平に横移動させながら
「分かった。もう二度と言わない。
 でも、忘れないで。私は言うだけは言ったからね」
憤懣やるかたないといった表情で、言い放った彼女は
私が介護の必要な兄と同居することに、猛反対をしました。
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彼女とはもう20年近い付き合いで
文字通り無二の、絶対スペアのきかない大親友。
どちらが先でも、死に目には、なにを置いても駆けつけ
見送ろうと約束しているほどの仲です。

彼女は私など足元にも及ばない
才能あるクリエーターで、私は創作活動のうえでも
彼女に、長期間大きな影響を受け続けました。
彼の人いわく
「あなたは物を創る人でしょ?
 クリエーターが自由な創作時間を損なうことが
 どれだけ致命的なことか、よく分かってるはずじゃない?
 お兄さんと暮らしたら、自分の時間なんてなくなるよ!」
言葉はきつくても、それがほんとうに私のことを思って
言ってくれていることは、痛いほど分かります。
でも、分かっていても、その場では素直になれず
私も少しムッとして答えました。
「ほかに選択肢がないんだから、私のところに来るしかないの」
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「選択肢がない」・・・ほんとうにそうだったのか?
ほんとうは、選択肢はほかにもあったと思います。
けれど、兄がうちに来るまでの長い複雑なYes,Noチャートの
Yesのほうを、私はずっと選び続けました。
一度もNoに進まなかったから、いま兄がここにいるのです。

・・・にもかかわらず、兄と暮らして数ヶ月で
私は彼女に、弱音メールを送ってしまいました。
これから、やっていけるのだろうか?といった
不安でいっぱいの、とてもネガティブな内容のメールでした。

彼女からの返信は
「優しさだけで行動起こして、自滅したら元も子もないじゃない。
 あなたの負担をできるだけ、周りの人に分配することを
 おススメします」
冷静な彼女らしい、けれど実のこもった言葉でした。
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彼女は、情に流されやすい私の性格を
私以上に分かっていて、最初の忠告をしてくれたのです。
それなのに、頑として聞き入れなかった私に
いまも、色々な形で手を差し伸べてくれます。
彼女と出会えなかったら、私の人生は
ちょっと別のものになっていたと、ことあるごとに思います。

Mへ・・・いつも、ありがとう・・・感謝を込めて。

※待望のバラの実が色づきはじめました。
 写真はポールズヒマラヤンムスクの実です。

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by hanamichiru | 2008-10-29 14:32 | 介護
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