「当たり前」と思っていることが
必ずしも、「当たり前」ではないと分かったとき ハッとさせられることがあります。 数十年ぶりに、障害のある兄と暮らして しばしば感じることです。 ある晩、車椅子に座った兄の介護をしながら 交わした会話です。 「秋の虫がよく鳴いてるね」 「えっ? 虫? 聞こえない」 「聞こえない? いまも鳴いてるよ」 「聞こえないなぁ」 兄には私が当たり前に聞こえている 秋の虫の音が聞こえないのです。 「奇跡の人」のヘレン・ケラーが 三重苦と言われましたが いったい兄は何重苦なんだろうかと思います。 ・・・と言っても障害の数をかぞえて 嘆こうというわけではありません。 私が、兄の持たざるもの、失ったものに ハッとさせられたあと、我に返っていつも思うのは 「だからって(兄は)不幸じゃないよな~」 ということです。 そして、半分、自分に言い聞かせるように 「不運だけど不幸じゃない!!」 あるいは、乱暴だけど・・・ 「自分を不幸だなんて思ったら、ブッ飛ばす!!!」 だって、何がなくたって私がいるじゃない。 母もきょうだいもいるじゃない。 助けてくれる人が、ほかにもいっぱい。 それでも、不幸だなんて言ったら許さない・・・。 ※写真は季節はずれのシバザクラです。 一般的には、ゴールデンウィークぐらいが 見頃なのに、日当たりのいいところでは いまだに咲くんですね。 ▼ 「花友」探しなら コ コ ▼ お花情報やスクール探しなら コ コ ランキングにも反映されます。ありがとうございます。
by hanamichiru
| 2008-10-16 18:49
| 介護
|
カテゴリ
以前の記事
2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 ライフログ
フォロー中のブログ
花屋&Cafeの話 イコノメ ハンコ作家ayacoのブログ KazのNY庭生活 2 ハミングバード*の休日 ちゃまroom*Pume... Be strong an... 本当に幸せなの? No title pho... 笑わざるもの食うべからず こころあごはん 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||