「結局は、俺の身体がこんなだから。すべては、そのせいなんだよ!」
ささいなことで、言い争ったときなど 兄が捨てゼリフのように言うときがあります。 そういうとき、私は猛然と反論します。 「それとこれとは別の問題だよ! 全部一緒くたにして、身体が不自由だからって 自分から、心まで不自由にすることないじゃない!!」 兄が自己中心的な態度をとったり 母への労わりや配慮が足りないときなどに よく、こういった諍いが起きてしまうのですが 「手は貸してあげられなくても、気なら遣ってあげられるでしょ」などと 小言を言っているうちに、上のような展開になってしまうのです。 第三者が聞いたら、随分ひどい妹だと思うかもしれません。 身体が不自由であるということは 実際、あらゆる制限の中で生きねばならない、ということです。 それを重々分かっていながら かつ、身体に障害のない妹の私が、あえてキツイ物言いをするのは できるだけ兄を特別扱いしたくない、という気持ちが根底にあるからです。 自分自身で、できることが限られ、介護が必要な兄に対して 身体面では「特別扱い」しないわけにはいきません。 でも、メンタル面、精神の自由、心のあり方・・・そういった部分まで 「特別扱い」するのは、一個の人間と向き合ううえで どうしても失礼な気がしてならないのです。 うまく表現できないのですが・・・ 私は兄に対して「かわいそう」という感情を持ちたくありません。 痛がったり苦しんだりしているときに 思わず「かわいそうに・・・」と言うときはあります。 でも、兄の人生そのものに対して「かわいそう」とは絶対思いたくありません。 「かわいそう」という気持ちは 上から下へ向かう感情のようで、嫌なのです。 介護する側、される側という関係であっても どこにでもいる兄妹として、人として対等でありたいと考えています。 だから、兄が間違っていると思ったときは ハッキリ指摘して、話し合います。 そして、お互いの言い分が噛み合わないときは 前述のような、きょうだい喧嘩になりますが 時間が経てば、お互いケロッとしてしまいます。 まぁ、普通のきょうだいなんだと思います。 ※写真は、末期ガンの方へのお見舞いに差し上げたいと オーダー頂きました、お花です。 ▼ 「花友」探しなら コ コ ▼ お花情報やスクール探しなら コ コ ランキングにも反映されます。ありがとうございます。
by hanamichiru
| 2009-09-29 15:50
| 介護
|
カテゴリ
以前の記事
2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 ライフログ
フォロー中のブログ
花屋&Cafeの話 イコノメ ハンコ作家ayacoのブログ KazのNY庭生活 2 ハミングバード*の休日 ちゃまroom*Pume... Be strong an... 本当に幸せなの? No title pho... 笑わざるもの食うべからず こころあごはん 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||