09.5月19日(火)ひとりでトイレに行けた!

1年前、うちに来たとき、兄は紙オムツを使っていました。
在宅介護を始めるにあたって、介護を受ける本人が
自力でトイレに行けるかどうかは、大きな問題になると思います。
住居やその設備の条件に多大な影響があるからです。
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手足、そして目も不自由な兄にとって
トイレで用を足すということは、とても難易度の高い行為です。
それでも、私たち家族は、本人の希望も入れて
紙オムツやポータブルトイレは使わず
介助をしてトイレまで連れていくという選択をしました。
レンタルのバーや手すりなど福祉機器を設置し
手作りの踏み台を用意し、それでも何度もなんども
失敗を重ね、ようやく一連の流れを完成させました。
事前には「どこまでやったらいいのだろう?」と
悩んだことなど、どこ吹く風
妹が兄のお尻を拭く・・・という作業も当たり前となりました。
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ただ、「トイレに連れて行って介助をしなければいけない」ことが
介護をする側の家族の自由度を著しく奪うこととなりました。
いつ、トイレに行きたくなるかが分からないので
必ず誰か一人は、兄に付き添う必要が生じてしまったのです。
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私がどうしても外出したい用ができると、兄は
「いざとなったら、また紙オムツにしてくれればいいよ」と言いました。
でも私はそれだけは、するまいと心に決めていました。
どんなに大事な外出の用事よりも
兄に「紙オムツを使わせない」ということを優先させました。
数ある介護の中でも最重要かつ最優先テーマが
このトイレの問題だったのです。
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最近、その兄が一人でトイレに入って
用を済ませた後、一人でトイレから出てくる、という
チャレンジを成功させました。
福祉用具を追加して、試行錯誤の末
自由の効かない手足の補助として
おでこで身体を支え、水洗レバーの位置はカンを頼りに・・・。

何事もなかったように、身支度まで整え
トイレから出てきた兄を見て
よくぞ、ここまでたどりついた!と胸がいっぱいになりました。
兄の努力もハンパじゃなかったけれど、私もかなりガンバリました。
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・・・とは言え
まだまだ、兄にとってトイレは危険がいっぱいの空間です。
緊急事態のときには、まだ一人きりでの対処は無理でしょう。
私たち家族も、もういつでも自由に外出できる、というわけではありません。
でも、確かに言えることは・・・
またひとつ、自分だけの力でできることが増えた、ということです。

※写真は、夏の代名詞のような花、ヒマワリ!
「プロヴァンスの向日葵」をイメージしてブーケにしてみました。
 ニュアンスのあるブルー系と合わせると
 とたんに、元気さだけでなくお洒落度もアップするから不思議です。

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by hanamichiru | 2009-05-19 21:14 | 介護
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