09.3月22日(日)歩けるようになっちゃうかもよ

10ヶ月ほど前、兄を我が家に迎え入れ
在宅介護をスタートさせました。
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いまも時々思い出すのは
最初に行政や業者、福祉関係の方々が集まり
兄の介護プランの話し合いをしたときの光景です。

うちに来たばかりの兄は、まだ車椅子も借りていませんでしたので
ベッドを背もたれにして両脇にクッションを入れ
身体を固定してもなお、同じ姿勢を保てず、横に傾いていってしまい
身動きひとつ自分の思い通りにならない状態でした。

その兄の様子とこれから介護を担っていく母と私を
交互に見ながら、行政担当の方が
話の相槌を打つ代わりに、その都度ため息をつく姿が
とても印象的でした。
私と母はそんなに無謀なことを始めようとしているのか?
・・・そう思わずにはいられない光景でした。
実際、それは当たっていないわけではありませんでした。
私たち家族の介護に対する読みが甘かったことを
後々、何度も思い知らされることとなりました。
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それでも、兄はリハビリを重ね
私たちも日常の所作をできる限り本人に任せるよう、忍耐強く見守り
マッサージや針治療を受けさせ・・・。
その結果、できることが一つひとつ増えていきました。
いまもそれは進行中で、細かい日常の動作に色々と挑戦中です。

一番、劇的な変化は介護用のバーに摑まってですが
兄が床から自力で立ち上がったことでした。
それを見た瞬間、私は身体の奥底から
何かが込み上げてくる感覚を必死でおさえて
兄の安全を確保してから、2階に駆け上がり
こらえていたものを一気に解き放ちました。
声にはなりませんでした。
大きく肩を降ろし、息を吐いたと同時に
涙がボロボロこぼれました。

まさか、立てるようになるとは思わなかった・・・。
驚きが感動に変わりました。
でも、自分でも泣くなんて思っていなかったし
なぜか兄にそんな様子を悟られたくなかったので
逃げるように2階に上がったのでした。
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以前、打ち合わせで、ため息をついていらした方が
何ヶ月ぶりかに兄の様子を見たとき
目を見張り、信じられないという様子で
「随分、回復されましたねぇ」と何度も感心されたそうです。
(そのとき、私はその場に居合わせなかったのですが)

兄と私は、毎日症状の悪化と回復の追いかけっこをしているようです。
けれど、私はしょっちゅう兄にこう言います。
「可能性があるって凄いよね~。もしかして歩けるようになっちゃうかもよ」

そう、もしかして・・・。もしかすると・・・。

※写真は、渋めの色合い、グリーン系のコサージュです。

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by hanamichiru | 2009-03-22 12:57 | 介護
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