09.1月6日(火)俺は施設に行く

年末も押し迫ったある朝
起きぬけの開口一番、兄が放った言葉です。
「俺は施設に行くから・・・」
私は「そら、来た!」と心の中でつぶやきました。
・・・というのも前夜、夫から
兄と母が言い争いをして険悪なムードに
なっていたと、すでに報告を受けていたからです。

寒くなって厚くなった掛け布団を
自力では払いのけられない兄に近づき
その布団を持ち上げながら、私はこともなげに言いました。
「そんなに急に飛躍することないじゃない
 もっと踏める段階があるんだから。
 デイケアの日を増やすとか、ショートステイを
 利用してみるとか。そういうの試してから考えれば?」
兄が、心から嫌がっている(在宅ではない介護)施設入所を
自分からすると言い出したのは
感情的になって自暴自棄になっている証拠です。
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クリスマス、お正月と私は仕事がずっと忙しく
最近、兄の介護の記事もほとんど
アップしていませんでした。
けれど、アップしていなかったのは
何もなかったからではありません。
いつも、四六時中、ふつふつと問題は沸き起こります。

介護を必要とする家族と暮らす・・・。
誰かが背負う重荷を少しずつ、家庭内で分け合う・・・。
実は、あまり自然なことではないのかもしれません。
あちこちに無理が生じた結果
時々、上のようないさかいの種が実ってしまいます。
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私は、感情的になった兄には
できるだけ、サバサバと接するように心がけています。
時には、ふざけて笑い飛ばすようなことさえします。
一緒に深刻になってしまうと、どんどん
落ち込んでしまいそうだから・・・。

それでも、独りになってから兄の言葉を反芻して
思わず、涙がこみ上げる時があります。
「俺はやっかい者なんだな」
「俺だって好きでこんな風になったわけじゃない」
「施設に行くから」
「もう死ぬしかない」・・・実際、兄が発した言葉です。
そんな言葉は言って欲しくないし、聞きたくありません。

けれど、私も兄と同じく
生活のすべてに他人の力を借りなければ
生きていけないようになったら・・・
同じ言葉を吐くかもしれません。
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凍てついた早朝、生花の仕入れに行く道すがら
真冬の雑草さえ枯れている場所に、向日葵が咲いていました。
その健気さに胸打たれ
「この強さ、この逞しさをどうか私にも・・・」
そう願いながら、カメラのシャッターを押しました。

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by hanamichiru | 2009-01-06 21:59 | 介護
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